灯台界の伝統校
観音崎は神奈川県横須賀市にあり、比較的都心からアクセスしやすい場所にある。また、観音崎は三浦半島の東端にあり、ペリー来航で有名な浦賀と目と鼻の先にある日本の近代化にはなくてはならない地である。
三浦半島は東京湾の入り口にあたる場所に位置しているため、有名な灯台がいくつも立ち並ぶ。(剱崎灯台、城ヶ島灯台などが有名である。)
そんな東京湾の中でも有名な観音崎灯台は日本で一番最初に建てられた西洋式灯台である。旧帝国大学でいうならば東大と同じ位置づけである。そんな立派な歴史が観音崎灯台にある。(歴史についてはこのサイトにてあまり触れないつもりであるが、この観音崎灯台だけは歴史について触れないわけにはいかないため触れる。)
日本の灯台建設に携わった人物としてフランス人のヴェルニーとイギリス人のブラントンの二人が有名であるが、観音崎灯台を建設したのはフランス人のヴェルニーである。
ヴェルニーの代表作としては同じ参観灯台である千葉県の野島崎灯台があげられる。こちらもよく見ると灯台のフォルムが同じであることがおわかりいただけるのではないだろうか。
交通アクセス
筆者は横浜方面より京急にてアクセスした。
・横浜→浦賀(京急)約40分
・浦賀→観音崎(京急バス)約20分
観音崎灯台へ向かうにおいて「京急の三浦半島1DAY切符」にお世話になった。
観音崎周辺を観光するには非常にお得な場合が多いので、参考にしていただきたい。
三崎口でまぐろを食してみたいと考える方はみさきぐちまぐろ切符もおすすめである。
観音崎灯台の魅力
観音崎灯台はおそらく灯台好きでなくてもご存知の方もいらっしゃるかもしれない。首都圏にいらっしゃる方であればかなり知名度があるのではないか。
また、現灯台で三代目ということで、名家の威厳と余裕をこの灯台に感じる。
東京湾という世界有数の船舶の往来がある港へ向けての航路標識として重要な任務を果たしてきた自負とその重圧の中でも問題なく役割を全うしてきたことからくる余裕が感じられる。
地形や景観的な魅力は北海道などの灯台に負けてしまうかもしれないが、長年の役割を欠かすことなく果たしてきたことを実感し、横浜・東京への重要な拠点であることを改めて感じる。
また、観音崎灯台は野島崎灯台と同様に八角形をしていてこれがすごくフランス的な美を強調している気もする。この美はおそらく余裕に対応する部分なのであるように感じている。
先ほどは北海道と比較し景観はあまりという失礼なことを述べたが、景観もきれいなのは間違いない。東京湾には東京湾の素晴らしさがある。
灯台の基本情報
周辺の観光地
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