キレイな海に癒される
灯台を目指す最大のポイントはキレイな海を見ることができることである。灯台と海は連想ができるかもしれないが、キレイな海とはなかなかリンクしないのが一般的な感覚ではないだろうか。その理由について少し解説していこうと思う。
灯台は航海中の船舶に光を届ける必要がある。そのため灯台が立つ場所は周囲に光を遮るようなものがあってはならない。そのため、灯台がある場所へ到達すれば海が見えるという逆転の発想で考えていただきたい。また、灯台は高台に建設されるのが一般的であるのでそこに到着すると非常に眺めがよく海が一望できるスポットとなることが多い。
つまり、灯台は絶景の海を一望できるランドマーク的な存在でもあるのだ。灯台は船舶にとっては海上の位置を確かめる指標であるが、旅人にとっては絶景の海を一望できる指標でもある。是非とも灯台へ足を運んでもらい、その真偽については確かめていただきたい。ちなみにこれは筆者だけの意見ではなく、以前、ブラタモリでタモリさんも同じような趣旨の発言をされていたように記憶している。
参観灯台は最大の絶景ポイント
灯台というのは海の絶景を堪能できるスポットであることをお知らせしたが、その中でも初心者や灯台がそこまで好きではない人でも楽しめる灯台の一覧がある。それが「参観灯台」である。これら周辺へは灯台の中では比較的アクセスしやすく、また、周辺にも観光地があるため、駐車場も比較的完備されており、手軽な気分で楽しむことができる。
参観灯台は登れる灯台ということでタワーのような感覚で上部まで登ることができるため、そこから絶景が望める。また、比較的背の高い灯台が多いため構造物としても立派であり灯台の写真を撮っても絵になる。インスタ映えができることは間違いないスポットである。是非とも一度訪れてみてください。
灯台を背景にした景観
灯台訪問をしていくと次第に海が一望できることやその構造物としての魅力を超えて、灯台が立つその立地に魅力を感じるようになる。灯台が立つ場所を写真に撮ると非常に美しい景観であることが理解できるようになる。
灯台は人工物でありながら自然と調和できるようなフォルムをしている。構造物としてはそこまで目立つようなものにはせず、出しゃばらないように空気を読むように設計しているように感じる。そのため、写真を撮るにしても自然の風景に非常にマッチしていて美しいのである。そのような俳句を読めるような一瞬を脳裏に焼け付けるように観察しながら旅をするとよい。
また、灯台周辺の地形にも着目してもらいたい。崖の上にあるのか、それとも丘の上にあるのか、また沿岸にあるのか。同じ灯台でも立地の場所によって灯台のフォルムと周辺の景色は当然変わってくる。そういったまたとない組み合わせを写真に収めるのがまたなんとも言えない。是非とも自分だけの絶景を見つけて欲しい。
景観の美しいオススメの灯台
- 残波岬灯台
沖縄のコバルトブルーとは少し違った真っ青な海がキレイです。
- 角島灯台
本州にいながら沖縄のような海を堪能できます。
- 塩屋崎灯台
津波の被害にも耐えた素晴らしい景色です。
コメント