チキウ岬灯台

灯台訪問記

工業と自然の調和?

チキウ岬灯台は北海道室蘭市にある灯台である。室蘭と聞くとどんなイメージであろうか。

筆者の第一印象は工業都市というイメージである。苫小牧と並び北海道の工業都市であり、日本製鉄が拠点を持つことから「鉄の街」とも言われている。

そのため、筆者が訪問する際は「室蘭に灯台?」とはてなマークが5つくらいついた記憶がある。

灯台が立つ場所は基本的には自然が豊かな場所が多い。首都圏の場合はその限りではないが、チキウ岬灯台の写真を見る限りではかなり雄大な景色が見られた。

「工業」と「自然」の一見相反するテーマが融合ができるのか?そんな疑問を持ちながら灯台へ向かった記憶がある。

二重人格?

訪問してみた印象としては土地の利用が上手く、非常にスマートな街づくりがされている印象があった。

チキウ岬灯台が立つ場所は断崖絶壁の上であり、約100メートルの断崖が立ち並んでいる。これほど高い場所に立つ灯台はあまり見たことがない。

チキウ岬は噴火湾の入り口に存在し、その噴火湾に直接面している地域はそのような傾向がある。ここはダイナミックな自然がある。

しかし、室蘭の市街地は噴火湾のさらに内海の方にある。いわるる湾in湾である。

そのような自然を持ちながらも、うまく都市を作ったかと思うと都市計画に非常にスマートさを感じた。(そのようなことについては専門家ではないのであくまでも個人的な主観ではあるが。)

交通手段

筆者は新千歳空港より室蘭駅を目指した。(特急すずらんを使用し約1時間30分程度)

室蘭駅よりバス約20分、その後徒歩20分もしくは母恋駅より徒歩3キロ約35分

チキウ岬灯台の魅力

先ほども述べた通り、室蘭に灯台というイメージはなかったが、工業都市の近くにこんな大自然があるということを想像しながら楽しんでもらえたら幸いである。

街を歩いていると急に標高が上がっていくため、灯台へは結構な体力がいる。車で向かえば特段問題はないのだが、公共交通機関を利用しての訪問を主体としている。

灯台周辺は非常に整備されており、観光地としてもPRされていることもありある程度観光客も多かった。

周囲は高さ100メートルを超える断崖から海を展望できるため、非常に素晴らしい景色である。海だけでも非常に美しいのであるが、その地形も多種多様でダイナミックである。

展望については灯台のなかでもトップクラスである。やはり北海道の灯台を訪問すると、スケールの大きい自然を感じることができて好きである。

灯台の基本情報

周辺の観光地

〇登別温泉

一般社団法人 登別国際観光コンベンション協会

〇洞爺湖

支笏洞爺国立公園
洞爺湖汽船(株)
洞爺湖汽船(株)のホームページ

コメント

  1. lighthouse-walking より:

    blueocean様、こんにちは。

    チキウ岬灯台には特別な思い入れがあります・・・。(-_-)
    昨年、会社の旅行で立ち寄りましたが、生憎、豪雨の上に濃霧に包まれ、灯台を初め、楽しみにしていた絶景が全く見られませんでした。(>_<)
    チキウ岬灯台までのルートは大変参考になりました。
    機会があれば、個人で再訪してみたいですね。
    『チキウか・・・、何もかも皆懐かしい。』(笑)

    • blueocean blueocean より:

      lighthouse-walking様
      いつもコメントいただきありがとうございます。ご返信遅くなり大変申し訳ございません。
      それは残念でしたね。灯台訪問の際に天気が悪いと楽しみが半減しますもんね。
      筆者は天気の悪い際は景色を想像しながら楽しむことにしています。周辺の地形を見ると、灯台周辺がどのような景色かが何となくわかるので妄想するのもたまには悪くないと割り切っています(笑)
      また、その土地に到着した証を残すためにGPSロガー等で記録を取り、灯台カードを取得し(雨天時以外でも実践しますが)何とかモチベーションを保っています。
      すでに貴殿もこれらについては実践済みとは存じますが、参考になれば幸いです。
      今後ともよろしくお願いいたします。

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