2つのアクセス方法
長崎県は日本で2番目の海岸線長を有している。その理由としては、離島が多く存在することや、本土においても海岸線が複雑であることからそのような結果になっている。
離島には必ずといっていいほど灯台が存在することが多い。船舶にその位置を知らせるために離島の位置関係は非常に重要である。そんなことからも長崎県にはこれからも何度か足を運ぶことになるであろう重要な拠点である。

今回はそんな長崎県の離島の中でも伊王島灯台について紹介する。
伊王島は長崎港の入り口に存在する島であり、地理的にも非常に重要な島である。島というイメージから交通手段としては船をイメージするかもしれないが近年本土から橋がかかり車でのアクセスも可能となった。
しかしながら、長崎市中心街からは船でのアクセスの方が早く、未だに船も重要なインフラとして機能している。すでに本土と繋がっているが、離島のような感覚でもアクセスできるという観光客にとっては願ったり叶ったりの場所で面白い。
交通手段
上記で触れた通り、2種類の方法があります。
〇定期船
長崎港より約20分、その後レンタサイクルにて行きは約30分(行きは登り坂多し)、帰り約15分程度
レンタサイクルは「アイランド長崎」で貸し出ししています。

〇車
長崎駅より約40分程度
伊王島灯台の魅力
伊王島灯台は六角形のコンクリート造りの灯台であり、珍しいフォルムである。小柄な灯台ではあり愛おしい感じがする。しかしながら、その灯台から眺める景色は非常に絶景であり、離島ならではの一面海という風景が楽しめる。
灯台へ向かう道中、灯台がかすかに見えるのが何とも興味を引き立てる。非常に温厚でやさしい感じが非常に好感を感じた。
また、伊王島灯台は日本の灯台建設において重要な拠点となっていた場所である。
灯台は景色を楽しむのも当然楽しさのポイントではあるが、その建設の歴史や背景を学ぶとさらに面白くなる。
明治期には灯台建設というのは国家プロジェクトであった。西欧諸国と並ぶインフラを整備するべく、多くのお雇い外国人が監修のもと事業が進められた。灯台建設もその一環であった。
この伊王島灯台建設の話がストーリー形式でうまくまとまっている本があるので紹介したい。

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この本を読んだ感想としては、どんな時代も新たな商品、サービス、システムなどについて他の人に理解してもらうためには、一筋縄ではいかないのだと改めて知った。
外国人技術者(ブラントン等)が灯台という仕組みを日本へ伝達し、日本人に技術を伝えながら灯台建設というプロジェクトに立ち向かう気持ちが少しながら理解できるようなそんな一冊になっている。
是非とも伊王島灯台を訪れたいと考えている方、訪れた方にはその歴史を知ってもらえたら灯台ファンとして非常に嬉しい。
灯台の基本情報
周辺の観光地
〇アイランド ナガサキ
宿泊するならここ!リゾート気分を味わえていいです。

〇長崎観光
市内観光をしたのち伊王島へ行くのも可能です。
・出島

・平和公園

・グラバー園
・大浦天主堂
・中華街

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