出雲日御碕灯台

灯台訪問記

出雲の脇役

みなさんは出雲というとどのようなイメージであろうか。大半の方は出雲大社を想像し、縁結びの聖地といった印象を持つのではないだろうか。または、出雲そばという食についてあげる方もいらっしゃるだろう。

出雲市は島根県第二の人口を有する都市である。(第一位は松江市)

そんな全国的にも有名な観光地を有する出雲の「灯台」を紹介しようとすると少し気が引ける(笑)

しかし、出雲には出雲日御碕灯台という非常に素晴らしい灯台が存在する。この灯台は出雲大社から10キロ程度北西のところに存在するため、出雲大社訪問と同時に是非とも訪れて欲しい。ちなみに他の地域ではレギュラーで一線級として活躍しててもおかしくないくらいのポテンシャルがある。

交通手段

今回は岡山方面からアクセスした。

・岡山→出雲市駅(特急やくも)約3時間

・出雲市駅→出雲大社前(一畑電車)約30分

・出雲大社前→出雲日御碕灯台(一畑バス)約30分

出雲日御碕灯台の魅力

この灯台のすごいところはなんといってもそのフォルムである。灯台界の「スラっとした高身長イケメン」といったところだろうか。

出雲日御碕灯台は日本で一番高い(建物として)灯台である。これほどの高い灯台を建設したのは日本の国力を世界に発信した痕跡でもある。というのは、戦前は灯台というものを建設できること自体が先進的な国家の仲間入りできる条件であり、当時は灯台建設が国家プロジェクトとなっていた。そのため、このような立派な灯台を建設し国力を示したとされている。まるで、戦国時代のお城作りのようである。

さて、この灯台は参観灯台となっているため登ることができるが、階段が100段以上ある。なかなか、運動不足な方にはしんどく息もきれるし、らせん階段なので目も回る。頂上への道もなかなか険しい(笑)

しかし、その展望室から見る眺めは絶景である。

断崖絶壁の上に立つ灯台であるが、その下には荒波の日本海がある。太平洋と日本海ではやはり雰囲気が違う。日本海は荒波にもまれているだけあって地形的にも非常にダイナミックなものが多い。波音も迫力がある。

また、日本海側は海に夕陽が沈むところを見れることもある。そういったシーンを狙っても面白い。

そんなところも含めて出雲日御碕灯台を楽しんでいただけたらと思う。

繰り返しになるが、出雲大社へ行く機会があれば、是非とも足をのばしてほしいところである。灯台好きでなくてもここは一度訪れて損はないと思う。

灯台の基本情報

出雲日御碕灯台(いずもひのみさき) | 「灯台のことなら」 公益社団法人 燈光会

周辺の観光地

・出雲大社

出雲大社
縁結びの神・福の神として名高い出雲大社(いづもおおやしろ)の公式ウェブサイト。 御祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)で、広く「だいこくさま」として慕われ、日本全国でお示しになられた様々な御神徳は数多くの御神名によって称えられています。

・玉造温泉

玉造温泉公式サイト・たまなび
美肌・姫神の湯 - 島根県玉造温泉街の情報を中心としたウェブサイトです。

・松江城

国宝 松江城ホームページ
国宝松江城公式サイト。国宝松江城は、全国で現存する12天守のうちの一つで、唯一の正統天守ともいわれています。別名「千鳥城」とも呼ばれている松江城の歴史や天守内外のみどころ、松江城のおすすめの歩き方など紹介しています。

・宍道湖

宍道湖|出雲観光ガイド【出雲観光協会公式ホームページ】
夕景の美しさで有名な湖です。四季折々魅せる美しい湖の風景をお楽しみいただけます。

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