日本の最東端
納沙布岬は現状日本の到達可能な最東端である。日本の東西南北端については以前にまとめたので興味のある方はご覧いただきたい。
納沙布岬は根室半島の最先端に位置し、そこから北方領土を望むことができる。実質日本で一番国境を感じることのできる場所といっても過言ではないと個人的には思っている。そのため心なしか緊張感を感じたことを覚えている。
北方領土についての考え方など個人的な思いもないことはないが、それに対する評論は別のブログに譲ることとし、ここではそういった緊迫した状況を感じることができるという状況のみの記載としようと思う。
北方領土の象徴
周囲は北方領土が近いということもあり平和を象徴するモニュメントが非常に多く存在し、平和ということについて色々と考えざるを得ない状況であった。
平和の世界は理想であるのは間違いない。しかし、理想を叫んでも理想は手に入れられないという現実のモラトリアムのなかで一度目を閉じてみた。
結局よくわからない(笑)哲学的なことは苦手である。
しかし、色々と考えをしてみることや興味を持ってみることが非常に重要であると個人的は思った。まずは知らないということを知ることから。無知の知である。
交通手段
筆者の交通手段は基本的に公共交通機関を利用する。
釧路駅より花咲線(根室本線)で根室駅(約2時間半)
そこからは根室バスで約50分で到着する。非常に長旅であった。
途中、北海道らしい非常に美しい景色が見られる。なので、2時間半という時間があっという間に過ぎた印象であった。
納沙布岬灯台の魅力
納沙布岬灯台の魅力はこれらの政治的な特徴のある場所においてもずっとそこに立ち続けているのがすごいと感じた次第である。いい意味で無頓着なことが重要なのかと感じた。平和のモニュメントとは一定の距離を置き、ひっそりと自分の役割に徹する。まさにプロであるように感じた。
筆者は灯台の周囲の環境を勝手に人間の立場に置き換えて、どのように環境に適応しているのかを観察するのが好きである。(あくまでも個人的な見解であるが。)
灯台の立地する自然環境は非常に険しいことが多く、そこから生きる術が何なのかを観察したいと考えていた。
当然周辺の景観は美しい。北海道らしい雄大な自然の中にポツりと弱音を吐かずに役割を全うしている灯台が非常に愛おしく感じ非常に好感を感じた次第である。
灯台の基本情報
周辺の観光地
〇東根室駅
日本最東端の駅。根室駅ではなくこちらが最東端
〇落石岬
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