本州最南端の地
潮岬灯台は、筆者が灯台デビューを果たした灯台である。
ここが筆者の灯台訪問の原点であり、今までのベスト5にはランクインされるような灯台である。しかし、振り返ってみるとまだこの時は灯台よりも潮岬という場所に魅力があったように感じている。
さて、潮岬と聞いてみなさんはどういったイメージを持つだろうか。筆者の最初のイメージは「台風銀座」である。潮岬周辺への上陸も多いのだとは思うが、潮岬の南西〇〇キロといった具合に中継があるのをよく聞いたりしていた。
なぜこのように潮岬が台風と関係があるかというと、本州最南端の地であるからである。意外かもしれないが和歌山県に本州最南端の地がある。日本地図を見た際には多少強引なアピールの仕方だなと感じたが、旅の際にはこれくらいのことは気にせずに突き進む方がおもしろい。
交通手段
筆者は基本的に公共交通機関を利用して灯台まで向かう方針である。
今回は大阪方面からのアクセスし、周囲の景色が素晴らしいためレンタサイクルで旅をすることにした。
- 大阪→串本(特急くろしお)約3時間半
- 串本→潮岬(レンタサイクル)約1時間
潮岬灯台の魅力
潮岬は陸繋島というもともと島だったところが砂州によって大陸とつながった形をしている(有名な地形では函館)。そんな、地理で習ったことを復習しながら現地へ向かった。
また、周辺は海岸段丘となっており、潮岬灯台は断崖絶壁のところにそびえたつ。そのため急な坂が多くあり、一部自転車での走行を諦めた場所もあった。(自転車は電動アシストを利用すること。)
しかし、非常にダイナミックで起伏の激しい地形が風景としては面白い。苦労した分だけ達成感を得られるので是非ともここは自転車をオススメする。
さて、潮岬へ到着すると、一面に広がる太平洋を望むことができる。人生でこれほど一面の海を見た経験がなく時間を忘れて滞在した記憶が蘇る。やはり、初回のインパクトはなかなか超えることができない。なかなかここを超える地を見つけるのは大変である。
潮岬は先ほど紹介したように「本州最南端の地」である。ぜひ、本州最南端の地のモニュメントを写真に収めて、海へ向かって本州の最南端で○○を叫んではいかがだろうか(笑)
その広場やタワーがある場所から約5分程度で潮岬灯台に到着する。
潮岬灯台は参観灯台と呼ばれる、登れる灯台の一つであるため灯台の内観の見学ができる(有料)。参観灯台は全国に16基しかないため非常に貴重な存在である。それを初回の灯台で体験できたことは非常に幸運である。
また、樫野崎灯台という灯台もあります。(潮岬灯台から自転車で約1時間程度)
一度で二度おいしい。
潮岬灯台の基本情報
周辺の観光地
・橋杭岩
・那智の滝
・熊野本宮大社
・瀞峡
・白浜
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