灯台へのアクセスは少し難しい。公共交通機関を利用するにしても1時間に1本程度のバスなどを利用することも頻繁にある。また、バスの終点から徒歩1時間以上歩いて到達した灯台もある。車やバイク等でアクセスする場合は多少ましにはなるが、筆者は公共交通機関を利用する点にこだわりがある。その詳細は以下をご覧いただきたいが、景色を楽しむこととその地域の人の日常を観察したいからである。運転があるとまず当たり前であるが景色を十分に楽しむことはできない。また、公共交通機関を利用すると地元の人たちの行動様式が少しわかる。これが旅の目的の一つでもある。
さて、本題に戻るがほどよいアクセスの難しさがあると旅は非常に楽しくなる。旅本来の楽しさは非日常性である。普段と同じような生活圏を旅していてもあまり楽しくはない。普段の生活圏よりも少しだけ外に出て、そこに何があるのかを自分の目で見ることが非常に楽しいことである。なので、灯台訪問の際はよくわからないけどその灯台周辺に行ってその周りに何があるのかを学ぶというような視点で旅をすると面白いように感じる。
そういう心境でいくつかの灯台を回っていくと不思議と達成感が生まれてくる。日々知らなかったことを学ぶことができ、日本の地理について学ぶことができ、次第に自分の実績が積み重なっていく。それによって、どんどん伝えたいことや発信したいことがたくさん出てくるようになる。これが灯台訪問が一番面白い理由である。
自分なりにテーマを決めて灯台を回っていくと自分にしか出せないオリジナリティを掴むことができる。それはかけがえのない財産である。そういう人にまねできないような財産を得ることができると人生多少楽しく生きれると感じている。極論灯台でなくてもよいようにも感じるが筆者は灯台が一番しっくり来たので灯台について紹介している。
最後に灯台訪問によって達成感を得ることができるように楽しい指標についてお知らせして終了する。
・灯台カード
海上保安庁が発行しているデジタル形式のカード。全国各地の主要な灯台には灯台カードのQRコードが貼ってある。それを読み取るとカードのリンクとなる。灯台へ到達した証として残しておいてほしい。
・参観灯台スタンプラリー
参観灯台(登れる灯台)ではスタンプラリーを実施している。これを集めるために是非とも全国を回ってほしい。
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